人は注意してくれない!


 

皆さんには、注意や忠告を言ってくれる人がいますか?

子供の頃であれば、親や先生から注意されたり叱られたりしたことがあったと思います。ところが大人になるにつれて、そういうことは激減したと思いませんか?仕事上のことで口うるさく言う上司がいたとしても、自分の人間性について注意してくれる人はほとんどいませんよね。なぜなら、注意するということは面倒くさいし人に嫌われるというリスクがあるからです。皆さん自身も人に対して注意することは少ないのではないでしょうか。

「あの人は口が悪いなぁ。周りの空気を読めてないよね。」とか

「あなたのそういう所が皆に嫌われているんだよ、気づけよ!」とか

思うことがあったとしても、まず本人には言わないですよね。だいたいは陰でその人の悪口を言う、それが大人の世界です。私もあなたも、きっと陰で誰かに言われていることでしょう。人は注意してくれないのです。

 

 

注意してくれる人を探そう


結婚において相手の人間性ってとても大切ですよね。優しさや思いやりのない人、気遣いや気配りができない人とは結婚したいと思いません。つまり、結婚をするためには人間性を高めることが必要になってくるわけです。そしてこの人間性を高めるために必要なのが「注意してくれる人」なのです。

人は自分の欠点や問題点になかなか気づくことはできません。人に言われて初めて気づくものなのです。自分の欠点に気づき、それを反省することによってのみ人は成長できるのです。注意してくれる人というのは、あなたを成長させてくれる人なのです。

 

 

注意してくれる人に感謝しよう


人は注意してくれません。だからこそ、注意してくれる人というのは大変ありがい人ですし、そういう人こそ大切にしないといけないのです。ぜひ自分に対して注意をしてくれる人がいたら、その人に感謝するようにしましょう。感謝をすることで、次も注意してもらえるようになるのです。

謙虚な気持ちを持つことで、注意してくれる人は増えます。感謝の気持ちを持つことで、たくさん注意をしてもらえます。そして、素直な気持ちを持つことにより自分を反省し、勇気をもって自分を成長させていくのです。周りに注意してくれる人がいるのかどうか、あなたが成長し続けることができるのかどうか、それもまたその人の人間性なのです。

人に注意する隙を与えない謙虚さのない人、注意されたら怒る人、自分は悪くないと反省せずに開き直る人、自分を変える勇気がない人、こういう人には注意をしてくれる人は現れません。そして、こういう人は一生成長できないのです。

あなたには注意してくれる人がいますか?

 

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