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第19条 他人につくさない

 

人間というのは一人では生きていけませんよね。たくさんの人の支えがあって初めて生きていくことができるのです。そして自分もまた、誰かを支えて生きているのです。でも他人を支えるということはしなくても生きていけちゃうので、他人に尽くさないという人が存在するのです。一人では生きられないから人のお世話になる。でも自分は人のお世話なんてしなくない。そういう人のことを宝塚ではブスだと言っています。

 

他人を支えたくないと思う人は

人のために尽くすこと=損

という考えを持っています。そのため、尽くすということは絶対にしないので、相手に何かをするときは必ず見返りを求めます。

「○○してあげたんだからそっちも○○してよね」

「○○してくれたら○○してあげる」

こういう人は愛についても同じ考えを持っています。「愛してくれたらこっちも愛してあげる」「愛してくれないなら、こっちも愛さない」というように、自分が絶対に損をしないように相手とのバランスを取ろうとするんですね。さて、こういう人と付き合ったらどうなるでしょうか。

 

 

今お互いが100の気持ちで付き合っていたとします。ところが、ある些細なすれ違いで片方が一時的に99になりました。すると尽くすことをしない人は「うわ、1減りやがった!じゃーこっちも99にしよう!」という考えになります。もしかしたら相手に合わせるつもりが98になっているかもしれません。そうなると、今度は減らされた方も黙ってはいません。「そっちが減らすならこっちも減らす!」そんなことをしているうちに、二人の気持ちは0に収束していきます。

 

 

相手に尽くすことができない人は損をしたくない人です。損をしたくないので相手より多く与えることができません。そのため、お互いの気持ちが下がることはあっても上がることは決してないのです。あなたが幸せな結婚生活をいつまでも続けたいと願っているのなら、ぜひ尽くせる人になりましょう。与えられる人になりましょう。

 

 

 

 

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