あなたは心の中でいつもどんなことを考えていますか？
知られたらマズイこと、聞かれたらマズイことを心の中で考えることありませんか？
「うわーこいつブサイクだわー」
「こいつムカつく」
「こいつ本当に要らない消えてほしい」
「お前なんて失敗しろ」
「ざまぁみろ！」
こんなふうに心の中のことなんて誰にもバレないから大丈夫なんて思って、好き勝手に言いたい放題になっていませんか？でも気をつけてください、あなたのその心の中、実はみんなにバレてますよ、というのが今日のお話です。
思念は業をつくる
「心の中で思ったことは必ず結果を招きますよ」という意味の言葉で“しねんはごうをつくる”と読みます。例えば心の中で「あの人ムカつく！」と思ったとします。すると、その言葉と同等の罰というか苦しみがいつか自分の身に降りかかってしまうのです。何か一つ思うことで、それに釣り合う結果を招くことになります。心の中だから何を思ってもいいというわけではありません。思っていることがバレるバレないの以前に、その言葉はすべて自分に降りかかってくるということを覚えておいてください。
これらは因果応報とも言いますが、反対に善いことを思えば良い結果を招くことにもなります。他人のことを心の中で馬鹿にしている人と、他人を認め尊敬している人では人生が変わってくるのです。
また、マザーテレサの言葉に次のものがあります。
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。
心の中は誰にも見られないからと油断し普段から悪いことを思っていると、いつかその悪い思いが悪い言葉になって出てきてしまう。その悪い思いが悪い言葉になって出てくるようになると、今度はその言葉通りの悪い行動をするようになってきます。そして悪い行動が続けば、それが悪い習慣へとなり日々の生活の中で出続けることになります。悪い習慣が身につくと、当然悪い性格の持ち主になります。悪い性格で生きていれば、悪い運命になるのも至極当然のことだと思いませんか？
相手の心の中は見えません。でも相手の言動は見ることができます。相手の性格も知ることができます。つまりそこから相手の心の中を知ることができるのです。あなたの心の中も、相手には筒抜けなのです。
常に善きことを思うようにしましょう。自分の考えていることや思っていることが周囲に筒抜けになっていることを自覚し、誰に知られても恥ずかしくないようなことを思うように心がけましょう。人に叱られているときに反省するふりをしておきながら、心の中では「うっせーな」「話なげーよ早く終われ」「バーカ」なんて思っているうちは、誰もあなたのことを魅力的な人だとは思ってもらえません。たとえ誰かと交際に入れたとしても、いずれその心を読まれることとなり、最後にはフラれてしまいます。
あなたは心の中でいつも何を考えていますか？
今日を機会に考えを見直してみませんか？
善きことを思う人には、良き未来が待っています。
