あなたの人生、主人公はあなたです。

この一度の人生、最高の人生を歩みたいですよね。では、その最高の人生を歩むために、あなたが選ぶべき人生のパートナーはどんな人でしょうか?おそらく多くの人に理想像があることでしょう。

かわいくて、スタイルがよくて、肌がきれいで、いつも笑顔で、素直に従ってくれて、料理が得意で、性格がよくて、価値観が合う若い女性。このような理想を持っていませんか?もしかしたら現実的に考えて「自分のスペックから考えるともう少し妥協しないと結婚は無理かなぁ」と思っている人もいるでしょう。いずれにしても、ほとんどの人が「自分が主人公である」と認識し、自分が選ぶ側の人間だと思っています。だから当然相手に対して、先に挙げたような理想という要求が出てくるのです。

女性もそうです。イケメンで、高身長で、高学歴で、高収入で、たくましく、優しく、ユーモアがあって、私の話をちゃんと聞いてくれて、かわいい一面もあって、子供好きで、家事も積極的に協力してくれて、価値観が合って、人として尊敬できる男性が希望なのです。もしかしたら「私はそんな欲深ではない」という人がいるかもしれません。でも、じゃーどんな相手でもいいのですか?と聞けば必ず条件がでてくるものです。なぜなら自分が主人公で、選ぶ立場だと思っているからです。

 

 

 

ではなぜ人は結婚相手に条件を出してしまうのか?

 

 

答えは簡単です

 

 

自分が得をしたいから

です。

そういう人の根本はやっぱり損得勘定なのです。自分が幸せになるために「相手にはこうあってもらいたい」「相手にこれを頑張ってもらいたい」という考えがあるのです。相手のことなど考えず、自分が幸せになることを最優先に考えているのです。だから相手に対して要求が出てくるのです。もちろん相手の幸せを考えている人もいるでしょう。でもそれは「自分の幸せを実現してくれたら」という条件付きに過ぎないのです。

 

 

 

損得勘定を捨てた相手探しにこそ本当に幸せな結婚が待っている!

前回のブログで損得勘定から脱出しなさいと書いたように、損得勘定で動いたところで手にできる幸せは変わりません。むしろ損得勘定で相手を選んでしまうがために、相手が自分の理想通りになっていないと絶望し、悲しみ、怒るようになってしまい、幸せを感じるどころか逆に「自分はなんて不幸なんだ」と思う結果になってしまいます。

現在は結婚をした3組に1組が離婚をすると言われています。残りの2組も離婚をしないだけ・できないだけで、とても辛い苦しい結婚生活を送っているでしょう。つまり、本当に幸せな結婚生活を送っている夫婦は本当にごく一部だけなのです。なぜそれほどにも多くの人が結婚で苦労をしていると思いますか?結婚したときはあれほど幸せだったはずなのに、多くの夫婦が不幸になっていく現実。その答えの一つがこれなのです。

自分が少しでも得をしたいから相手に理想を求め、義務を課し、自分の幸せのために犠牲になってもらう。そういう結婚だから失敗するのです。自分にとって損か得かという行動基準は、人を幸せにはしません。「私は〇〇してあげるから、あなたは〇〇して」という夫婦間の約束も、実は損得勘定の一種です。一見お互いに協力し合い支え合っているかに見えますが、自分の行為に対して相手に見返りを求めています。純粋な「相手のため」という行動ができないのです。相手のための行為と言いながら本当は自分のために過ぎないのです。こういった損得勘定があるがために、自分だけ我慢をしたくない、自分だけが損をしたくないと考え、相手にもそれを求めるのです。

 

 

相手の幸せを願うから自分も幸せになれる

常に相手の幸せを純粋に願ってみてください。そのために自分が何かできるか考えてみて、それを実行してください。見返りは求めず、「〇〇してやったのに」という言葉は吐かず、自分が損をしたと思わず、相手の幸せのために尽くしてください。あなたが尽くした分は、自然とまた自分に返ってきます。それは水の中で手を動かすがごとく、どんなに水を手放そうとしてもそこに水は流れ込んできます。この勝手に流れ込んでくる幸せこそが、本当の幸せなのです。相手のためと言いながら、自分が得する見返りを期待して行動しているのは、ただの損得勘定であり、相手のためでも何でもありません

結婚相手探しも同じです。相手の幸せを願い、「この人のために自分は何を与えられるだろうか」と考えるのです。その中で損得勘定抜きにして与えられる人を探すのです。そういう相手を見つけ、そういう行動ができたとするなら、見返りなど求めずとも与えたものは返ってきます。でも、自分の幸せを最優先に考え、自分が得をすることを最優先に考え、「この人は自分に何を与えてくれるんだろう」という考えで相手を探してしまうと、期待通りにならないときに相手を恨み、怒り、不幸を感じてしまうのです。いいですか、もう一度言いますよ。多くの人が結婚相手に理想を持っています。そして、多くの人が結婚で不満や不幸を感じています。これ以上何も言うことはありません。

3章 相手の選び方編 /おわり

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