世の中の夫婦はここで出会っている!

 

 

平成28年に国立社会保障・人口問題研究所が「過去5年間に結婚した初婚同士の夫婦の出会いのきっかけ」について発表しました。

気になる結果は以下の通りです。

 

 

1位 友人や兄弟からの紹介 30.9%

2位 職場や仕事を通して  28.1%

3位 学校で        11.7%

4位 結婚相談所      6.5%

5位 街中や旅先で     5.7%

6位 サークル・クラブ・習い事  4.9%

7位 アルバイトで     3.7%

8位 幼馴染・近所の人   1.7%

 

 

やはりと言っていいでしょう。恋愛結婚では友人や兄弟からの紹介と、職場や仕事を通して知り合うのが王道ですね。信頼のおける人からの紹介だと、初対面の相手でも好感や信頼感が持てる状態からスタートできますし、職場や仕事を通して知り合う人は毎日顔を合わせますので、十分に相手のことを知った上で交際に入ることができます。同じように学生時代に知り合っている場合も相手のことをよく知っているという状況ですので、交際から結婚に至りやすいのではないでしょうか。この上位3つの出会いが、恋愛結婚の7割を占めています。もしあなたが恋愛結婚をしたい!と願うのであれば、友達や兄弟に知り合いを紹介してもらう、職場や仕事での出会いを大切にする、学生時代のつながりを大切にするということが重要です。

当然ですが紹介をしてもらう以上、紹介者に「いいひと」と思われることが一番大切になってきます。友達や職場での人間関係を大切にすることによって、「いい人がいるんだけど会ってみない?」と、あなたを売り込んでくれるようになりますし、逆にそういう話が舞い込んでくるようにもなります。結婚をしたいのであれば、どうか周囲との信頼関係を築いておいてください。

 

さて、上位3位が全体の7割を占めるということは、逆に言うと「友達からの紹介がない」「職場で出会いがない」「学生時代のつながりが残っていない」という人にとっては、結婚は急にハードルの高いものになります!現代はいい意味でも悪い意味でも相手に干渉しないという風潮になっています。異性を紹介しようとするお節介な友達もいませんし、職場にも世話好きな人がいなくなってしまいました。恋人がいるかどうか聞くこと自体がセクハラと言われる時代で、それは仕方ないのかもしれません。そう考えると、今は結婚をするのにとても難しい時代になったと言えるでしょう。

そんな中、注目してほしいのが4位の結婚相談所です。上位の3つと比べると少ないですが、それ以外の出会いで考えると決して無視できない立派な数字になっています。「友達からの紹介がない」「職場で出会いがない」「学生時代のつながりが残っていない」という人は、結婚相談所を選択肢に入れることによって結婚できる可能性が大きく広がることになります。先ほど相手に干渉しない風潮になってきたと言いましたが、出会うきっかけの上位3つは前回の調査と比べ横ばいか減少しているのに対し、結婚相談所に関しては前回比1.25倍に伸びています。つまりそれだけお見合いという出会いが見直されてきているということなのです。今後も増加していくと思われるお見合い結婚ですが、結婚を真剣に考える人にとってはメリットがたくさんありますので、婚活の選択肢に入れて結婚の可能性を広げてみてはどうでしょうか。

 

0章 結婚事情編 /おわり

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