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第24条 自分が最も正しいと信じている

 

みなさんはなぜ戦争が起こるのかわかりますか?

それはお互いが「自分達が絶対に正しい」と信じているからです。

自分達は正しくて、「相手が間違っている」「相手が悪い」そういった大義名分があるから戦争になるのです。そしてこれは個人の問題でも同じことです。他人と喧嘩や口論になるのは、お互いに自分が正しいと信じて疑わないから起こる事なのです。

 

 

 

何が正しくて何が間違っているのかという正解はこの世に存在しません。もし存在しているとすれば、宗教は全部同じ教えになっているはずです。法律やルールだって世界共通になっているはずです。でも現実はそうなっていないですよね?それはつまり、この世に正解は存在しないということを意味しているのです。自分が正しいなんて驕り以外の何ものでもありません。だから宝塚歌劇団では、「自分が最も正しいと信じている」人のことをブスだと言っているわけです。

 

ではなぜ人々は「自分が正しい」と思ってしまうのでしょうか?

 

 

自分が正しいと思う基準は、実は自分が経験してきたこと(家庭環境、友人関係、本、TV、映画、見聞したすべて)に影響されて出来上がった、自分独自の価値観に過ぎません。そして人はその基準に従って正しく生きていくので「自分は正しい人間だ」と思い込んでしまいます。でも、人によって育った環境は全く違うため、何が正しいのかという基準は全員違うのです。あなたの経験してきた人生においては、きっとあなたの言うことが一番正しいでしょう。ところが、あなたと全く同じ人生を歩んできた人は皆無ですよね。だから、あなたの価値観は他人には全く通用しないのです。「自分の常識は他人の非常識」という言葉があるくらいですから。

 

ところが、自分が一番正しいと言わんばかりに、自分の価値観を押し付けてくる人がいます。誰だかわかりますか?

それは怒っている人です。怒る人ってなにに怒るのかというと、相手に常識が無いと考えるから怒るのです。「こんな常識も無いのか!」そう思うから相手を許せないのです。自分の価値観を周りに押し付けようとしてくる人は、周囲と常に摩擦が生じています。こんな人が結婚できるでしょうか?

 

結婚とは、自分と全く価値観の異なる人と一緒に生活をしていくことです。

自分の価値観を押し付けず、相手の価値観を受け入れることが大切になってきます。

 

あなたは自分が一番正しいと思っていませんか?大丈夫でしょうか?

 

 

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