結婚も「急がば回れ」が大切!

 

結婚を早く決めようと思ったら、無駄なお付き合いはしたくないものです。結婚の意欲のある相手と、そしてなにより自分の理想とする人を選んでお付き合いをし、早く結婚をしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

将来結婚する相手と交際を始める

確かにこれが結婚までの最短距離です。将来結婚する相手が分かっているのなら、あとはその人と交際を始めるだけですよね。しかしですね、この「将来結婚する相手」というのが誰だかわからないから苦労するんですよね。もし、これがわかるとするならばこの最短距離を狙うべきだと思いますが、そもそも誰と結婚するかなんて誰にもわかるわけがないのです。それがわかっていれば結婚に苦労する人なんていないはずですから。

それなのに、多くの人は最短距離を狙おうとします。「結婚相手はこんな人じゃないと嫌だ」「運命的な出会いじゃないと嫌だ」と条件を出し、少しでもその条件に合っていないと「時間の無駄だ」と言わんばかりに相手にもしない。そして、いつまでも立ち止まったまま動かないので時間だけが過ぎていきます。例えるなら、結婚の最短コースを通ろうと垂直の崖を登ろうとしているようなものです。確かにその崖を登れば結婚はすぐです。でも、「どうやって登ろう」「あそこに手を掛け足はあそこに掛けて・・・」「いや待てよ、そこは危ないんじゃないかなぁ」そんなことを崖の下で考えてばかりいて一向に登らなければ時間の無駄ですし、いつまで経っても結婚にはたどり着けません。人間には「将来誰と結婚をするのかわかる」という能力はありません。それはつまり、その崖の登り方を知らないのと一緒なのです。

結婚までの距離は近いけど実は一番時間がかかるのが、この「結婚する相手としか付き合わない」という考え方なのです。もちろん遊びで付き合えというつもりはありませんが、付き合ってみないとわからないことも多いです。写真を見ただけ、プロフィールを見ただけ、話を聞いただけ、少し話をしただけ、それだけで結婚相手かどうか判断してしまうのは愚かなことです。少し遠回りのように見えるグネグネした道こそ登りやすく、結果として一番早く結婚にたどり着くことができるのです。「この人でいいのかなぁ?」そんなふうに悩んでいる時間こそ無駄なのです。悩むのなら先ずは会ってみてから、そして付き合ってみてから考えるようにしましょう。

最後にこれだけは言っておきます。「年齢も年齢だから、次に付き合う人と絶対結婚しよう!」こんなふうに思っている人がいつまで経っても結婚できずに残っています。なぜならこの考えが自分の行動を制限し、誰とも交際を始めないからです。結婚への近道は逆に時間がかかります。結婚への最短時間を狙うなら、一人でも多くの人に会うことが大切です。

良いご縁がありますように。

 

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