幸せな結婚生活に必要なもの「利他の心」

 

こんにちは。結婚相談のプロ、仲人士の高橋宏仁です。

幸せな結婚生活に最も必要な事は、相手の幸せのために尽くすことです。お金を使い、時間を使い、労力を使い、相手の幸せのために生きることが大切です。これを「利他(りた)の心」といいます。相手を幸せにすることに自分の幸せを感じられるようになれば、これ以上の幸せはありません。

 

 

幸せな結婚生活に不必要なもの「損得勘定」

幸せな結婚生活に最も不必要なものは、「少しでも自分が得をしたい」「少しでも自分が楽をしたい」という考えです。何をするにも損か得かで考えてしまうと、自分が得をするために相手に損をさせたり、自分が楽をするために相手に苦労をかけたり、そういうことを平気でできる人間になってしまいます。

 

 

幸せはお風呂の中のお湯

世の中にある幸せは、お風呂の中のお湯のようなものです。お湯の中に手を入れて、少しでもたくさん手に入れようとつかもうとしても指の隙間からスルスルとお湯は逃げていきます。お湯の中でどれほど手を動かしたとしても、手のひらの前にあるお湯の量はいつも同じです。

逆に、お湯を手放そうとお湯の中で手を押し離すと、すぐにスルスルとお湯がそこへ流れ込んできます。どんなにお湯を手放そうとしても、手のひらの前にあるお湯の量はいつも同じです。

自分が幸せになりたいからと人の幸せまで取ろうとしても、指の間から抜けてしまうお湯のように、今度は人からその幸せを奪われてしまいます。反対に、人の幸せのために尽くすことができる利他の心を持った人は愛を施すためにそこにポッカリ穴が開いてしまいます。しかし、お風呂のお湯のように、今度はそこにお湯が流れ込んでくるのです。どんなに動かしたとしても巡り巡ってプラスマイナスゼロになるようになっているのです。

損得勘定で自分が得をしようだとか楽をしようだとか企んだとしても、結果としては何も変わらないのです。むしろ、人より得をしたい楽をしたいと考え行動することによって、周囲の人もあなたから奪おうとしてきます。しかし、損得勘定ではなく利他の心で与えるということをしていれば、周囲の人から愛され、同じように利他の心で与えてもらえるようになるのです。どちらの手段を選んだとしてもつかめる量は同じなのです。

人より少しでも多くの得や楽を手に入れようと思っても、それは不可能なのです。お湯の中で手をバシャバシャ動かす行為は全く無駄な動きなのです。

あなたは損得勘定で生きますか?

利他の心で生きますか?

 

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